TTSG定期講習会

2017.02.09

2017年1月26日(木)ホノルルにおいてTTSG(Dr.T. Tanaka Study Group) in Hawaii の第一回定例勉強会が開催され参加。今回のゲストスピーカーUSC(南カリフォルニア大学)歯学部のDr. Winston Chee補綴、インプラント科主任教授による講演が行われた。講演の中で、インプラント治療は歯を失った場合の有効な選択肢の一つであるが、なぜ部分入れ歯やブリッジに比べ有効といわれているのか?最大の利点は長期的に見ればインプラント治療によって残っている歯を失わずにすむからである。とくに部分入れ歯は残っている歯が痛みを伴わずに徐々に失っていく危険性が高いということがさまざまな臨床研究によって立証されていると強調されていた。

長期にわたりインプラントを機能させるには患者のリスクとベネフィットを考慮した治療計画とメンテナンスが不可欠である。いまだに日本ではインプラント治療の是非が問われ万人が認める治療ではないかもしれないが、少なくとも十分な科学的根拠に基づいた治療のひとつであることを追加したい。

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